社内恋愛はトラブルを解消するために

男女間のトラブルは様々ありますが、成人している男女の間で一番多く起きる問題は社内恋愛です。

近年ではSNSの普及に伴い異性と知り合う手段もありますが、一番身近な異性との接点はやはり職場なのでしょう。仕事上共有する情報も多く、一緒にいる時間も長いです。あくまでも業務上での接点だとしても、付き合いが長くなればプライベートな部分に触れることもあるでしょう。それにより親密となり、恋愛感情が生まれるのです。

双方ともに独身であれば何ら問題ないのですが、好きになった相手がすでに結婚しているなんてこともあるわけです。

既婚者である上司や先輩と性的関係を持ち、不倫へと発展。自分の気持ちが抑えられなくなり、別れさせたい衝動に駆られるのでしょう。このような相談は比較的多いです。

社内恋愛は自由恋愛であり本来会社は口出しはできません。しかしそれが不倫となると会社に不利益を与える可能性もあります。
普通の恋愛であればよいのですが、不倫の場合は関係を公にできません。結果的に会社に秘密で交際が続いていきます。ただ、バレたらその関係はそこで終了となります。そのためかなり危険な関係なのです。
そうなると早く離婚して正式に交際したいと考えるでしょう。しかし不倫をしている立場の人は何もできないため、その際、別れさせ屋が必要となるのです。
今回は過去の成功例や相談内容をもとに社内恋愛の解決法を考えてみましょう。

このような案件は簡単ではありません。
夫婦関係は至って普通であり、離婚をする決定打がない状態です。つまり離婚話に発展するための起爆剤がありません。ただ、夫である彼が浮気をしているのは事実です。
結婚して十年も経っており、また不倫関係が七年ですので相手は特定できていないとしても、奥様は夫を疑っている可能性があるでしょう。たとえ彼が職業柄アリバイを作りやすい業種だとしても、やはり全てを隠すのは無理があります。気づいている可能性を考え工作員を近づける形となります。
仮に浮気の事実を知らない、または疑いもしていないのであれば、夫婦関係が正常ではないと考えてよいでしょう。夫婦ではなく共同で生活する異性としてしか見ていない可能性もあります。ただこれらはすべて可能性の範疇で実際はどうなっているのかの判断ができません。そのためまずは進めてみて事実確認をする形となります。

事実確認は調査ように思えますが、一般的に行われる調査では相手の気持ちは見えません。外からの情報だけでは判断材料として乏しいでしょう。
そのため工作員を奥様に近づけ、情報を収集していきます。事実を知ることでその後の方法も考えられるでしょう。

業者の中には工作の手法を限定し、決められたことだけを進めるところが多いです。依頼する側からすればあらかじめ決まっていたほうが依頼しやすいでしょう。しかしこの相談内容のように見えない部分が多々あります。実は状況が全く違っていることもあるのです。
例えば彼が話していた夫婦関係が全く違う場合もあります。つまり彼が嘘をついていることも考慮しなければなりません。
仲の良いカップルでも話せないこともあるでしょう。誠実な人だから嘘はつかないと思いたいところですが、そもそも不倫関係です。大なり小なり嘘があってもおかしくありません。
そのためすべてを信じるのではなく、客観的に物事を考え、何が正しいのかを見定めるべきです。

実際にこの手の相談は多くあります。離婚をしてほしい、もしくは離婚をしたいが決定的なものがないため進展しない。離婚が絡む別れさせ工作は「決定打が欲しい」というものです。しかし決定打を探すことはできても人為的に作り出すのは法律的な問題があります。
そのためこのような案件はもっと本質を見て最適な形をとるべきです。
夫婦とはいえ男女関係です。別れるのも付き合うのもその人たち次第です。気持ちが変われば離婚に進むものです。そのため気持ちを変えていく手法が本件は効果的でしょう。