別れたいのに別れてくれない
相手と別れたい。ヒステリックになので話ができない。
この場合の対処法。
別れたいのに別れてくれない。この場合の対処法
別れ話をすればそれで別れられるわけではありません。恋人同士であれば一方的に別れを告げることで関係は終了できますが、実際はそれで終了するのは難しいのです。相手からしてみれば突然別れ話を切り出されるわけですので心の準備も出来ていないでしょう。当然相手は拒否します。
これを解決するためには相手も「別れてもよい」または「仕方ない」という気持ちが芽生えなければなりません。そのためにはどのような対処法があるか考えてみましょう。
別れたいのに
別れられない
突然別れ話を告げられれば誰だって驚きます。なぜ別れなければならないのかと言われるでしょう。
理由が「他に好きな人ができた」というものの場合は到底納得してもらえません。また何かしら落ち度があるとしても改善を待たずに関係解消をするのは納得しないでしょう。
もちろんちゃんとした理由があったとしても「別れたくない」と拒否する人はいます。場合によっては別れ話が原因で事件に発展してしまうケースもあるのです。
別れ話をすると凶変。愛情が憎悪に変わる
恋人同士は交際関係に何ら制限をされるわけではありません。あくまでも自由恋愛であり別れるのも一方的に切り出す形で解消ができます。しかし別れを切り出した途端相手が急変し、暴力で関係を強要するといった事例もあります。
杉並のストーカー殺人事件もそれと同じようなものです。あの事件は別れ話をした途端相手が急変、自身の感情が満たされなかったためリベンジポルノという形でインターネット上に交際中の写真をアップロードし、最終的に殺害に至ったというものです。このようなことは誰でも起こり得るものです。
別れに綺麗も汚いもありませんが、恋人関係とはいえ元は人間関係の延長です。節度を守り、円滑に別れるのが望ましいでしょう。しかし一般的な部分を受け入れてくれない人もいます。とくに相手は好意が残っている状態ですので、一方的に別れを切り出せばこの事件のようにストーカー化するケースもあります。これは男女問わず起こり得るものです。
男性が被害者になる場合、多くは不倫関係を結んでいるケースです。自身は既婚者で独身女性と交際。当時は遊びの延長だったが相手が本気になってしまうといった内容です。この場合、相手女性は「この関係をバラす」といったような脅迫をして関係を続けようとします。自ら蒔いた種ですので何も言えないのが実情です。また関係が不倫なので法的に解決するのも難しいです。
結局は相手の顔色をうかがいつつ交際を続けていくしかなくなります。ただいつかはこの関係を辞めなければなりません。相手が諦めてくれればよいのですが、いつその時がくるかわかりません。このようなケースは不倫相手がこれ以上関係を続けても意味がないと認識し、自ら別れを切り出せる環境を整えていくのがよいでしょう。
被害者が女性の場合は一般的な恋人関係を解消したいといった内容です。この場合は彼が暴力を振うといったもので傷害事件に発展することもあります。杉並のストーカー事件と同じようなことになる場合もあるでしょう。最近では警察でもこの手のトラブルに干渉するようになりましたがそれでも民事不介入が原則で、よほど生命に危険が及ばない限り立件には至らず警告だけです。警告をして収まるのであれば今のような悩みにはなっていないでしょう。話し合いで解決しないから困っているわけで、対話で解決するのが困難なものが多いのです。この場合解決方法は相手の目を別に向けさせる形になるでしょう。
すでに別れ話をしているわけで二人の関係は円滑ではありません。相手方は何とかしようと力で支配しておりますが、それは不適切で本人も理解していることでしょう。しかし現状を維持するのために必死になっているので本質が見えていない状態になっているのだと思います。
現実が受け止められる状態に変えるためには第三者からのサポートが必要となるのです。この手の工作は説得ではなく心理誘導が主な業務となってきます。説得をして相手がそれを受け入れるわけがありません。相手に考える余裕を与えることが本件解決のための重要ポイントとなります。
愛人に脅されてる。穏便に関係を解消したい
自分自身の別れさせ工作は自分が離婚したいというものだけではありません。ストーカーとの関係解消というものもあります。また愛人と関係を解消したいというものがあります。つまり不倫関係の解消というものです。
割り切った関係と思っていても相手側が本気になってしまうことがあります。相手の要求が多くなり、そのため別れたいが簡単に関係を解消できないというものです。
そもそも認められていない関係のため、会わない状況を作り出せば自然と別れられるわけですが、それをした場合、妻や夫に事実を話す、会社に暴露するなど脅し文句を言ってくる人もいるでしょう。このようになった場合、相手の言いなりになるしかありません。
自ら蒔いた種ですので自身で解決しなければならない問題ですが、当事者同士で話し合っても解決はしないと思います。この場合、工作が必要となります。以下の相談事例をもとにどのような手法が最適なのかを考えていきましょう。
私は福岡に住む男です。今回相談することになったきっかけは愛人との関係解消です。私は妻子がいるにもかかわらず、社内の女性と交際していました。もちろん会社にも妻にもその関係は知られておりません。
その女性は私の部下で、酔った勢いでこのような関係になってしまいました。当時私は妻と関係も良くなく、離婚も考えていました。そのためその方との交際も本気だったところがあります。ただ時間が経つにつれ子供も成長し、妻との関係も元に戻りました。ただその女性との関係は切れない状態でした。
その女性は私の離婚を望んでいますが正直なところ離婚する気もなく、また彼女と一緒になる気もありません。彼女は会うたびに離婚を要求してきます。先日私のほうから関係解消の提案をしました。もちろん彼女は受け入れる素振りもなく、仕舞いには「事実を奥さんに話す」「会社に暴露する」と脅してきました。会社に知られれば私は職を失うでしょう。また元々妻も同じ会社で働いていたため、知られればすべてに行きわたるでしょう。そうなれば離婚という話も出てしまいます。何とかして穏便に解消したいのですが可能でしょうか?
離婚の場合、法律的な手続きが必要ですが、この場合そのような手続きは必要ありません。もちろん、離婚をするという条件を掲げ交際していたのであれば、相手女性にもそれなりの権利が与えられますが、そもそも既婚者とわかりながら交際をしている部分を考えると、女性との関係は法律で認められるものではありません。相手の要求を突っぱねることもできるでしょう。事実脅しているわけですので、相手の要求は通りません。しかし事を公にすれば奥様に知られ、会社にも知られてしまいます。相手が不法行為をしているから公にしてよいというものでもありません。このようなナーバスな案件はしっかりと計画を練って行うべきです。
当事務所はこの女性側のような方からの相談もあります。つまり女性も手詰まりというわけです。事実「関係を伝える」という最後の切り札を出してきております。女性の要求は離婚ではなく相談者との結婚です。切り札を使えば離婚をさせることができたとしても本来の目的である結婚はできなくなってしまいます。そのため切り札は関係が解消しない限り使ってはこないでしょう。しかしその場合ズルズルとこの関係を続けていかなければなりません。このような案件の場合、彼女側の立場で考えるとわかりやすくなります。
「彼女は元々付き合う気がなかったが酔った勢いで上司と関係を持ってしまった。上司は既婚者だとわかっている。しかし、関係を重ねるうちに好意を抱くようになった。その上司も夫婦関係がうまくいっていないと話しており、いつかは一緒になれるかもしれない。しかし最近になり上司との関係が悪くなってしまった。相手からも関係の解消を言われている状態。私と上司の関係は不倫であり、社会的にも認められていない。二人の関係を奥さんに伝えれば離婚をするかもしれないが、伝えたのが私とわかれば上司との関係は悪くなるだろう。そのためこの方法は使えない。最近関係を解消するように言ってきたのは本当は私との関係は本気ではなく遊びだったのではないか。そうなると上司が許せない」
こんな感じで考えているのではないでしょうか。
その女性は一緒になりたい願望はあるものの、不倫関係のため強く出れない状態だと思います。悩みを抱え苦しんでいるのでしょう。また社内にも話せないため、だれにも相談できない状態なのだと思います。このように状況を考えると相手女性に相談できる人間を近づけ考え方を改める形が最適だと思います。最初に近づけるのであれば女性工作員です。その後男性工作員を登場させるのも一つでしょう。作はトラブルを作り出すというものではなく、相手を助けることで別れを演出する形もあるのです。
相手がストーカー化する恐れも
別れ話を一方的にして相手と距離を置きLINEをブロック、電話も着信拒否にした。このように強制的に関係を断つこともできますが、これをすると相手が執拗に連絡してきたり、電話は拒否されているため直接家に来る、つまりストーカーのような行動に走ってしまう人もいます。
最近ではストーカー事件を解決するために警察も協力的になりました。
以前は民事性が強いという理由で警察もなかなか対応してくれず、何か傷害事件などに発展しなければ動かない状態でしたが、近年ひどくなるストーカー事件を未然に防ごうという考えから、比較的対応してくれるようになっているようです。
しかし警察の対応というのは法律に則り相手の行動を規制するだけです。結局のところそれをしたとしても改善はしません。一度は被害が収まるかもしれませんが、時間が経てばまた再発してしまいます。警察から注意を受けた人が逆上して傷害事件や殺人事件に発展してしまったものもあります。
ストーカーとは恋愛感情その他の好意が満たされなかったことによる怨恨により相手に対し待ち伏せをしたりする行為です。そもそも自分勝手の考えです。このように相手のことを考えずに自分の気持ちを押し付けようとしている時点で正常とはいえません。正常な判断ができていない人に対し法的に対処したとしてもまた元に戻るだけです。感情的な行動であれば、その感情自体を変えていかなければなりません。時間や法律が改善してくれるわけではないのです。
このように改善方法が無い場合に別れさせ屋を利用するという人もいます。
ストーカーは、なぜそのようになったのかを考えていかなければなりません。
依頼される方の多くは元恋人です。この場合、ストーカーとなってしまう理由が依頼人側にもある可能性があります。もうすでに別れたのだからわざわざそれの対処はしたくないというお気持ちはわかりますが、相手を理解せずに改善しようとするのは無理があります。しっかりと関係を解消するのであれば相手を理解しなければなりません。相手の性格などを考えそれに合わせた別れ話をしていく必要があります。もちろんもともとストーカー気質の人もいるわけで、しっかりとした対応が必要です。
もうすでに事件としてなってしまった場合で、正常ではない相手に対し話し合いをしても意味がありません。このような人の場合、別に目を向けさせるようなことをしていく必要があります。つまり第三者を登場させるというやり方です。
自分自身の満たされない欲求を相手に対し求めているわけで、その感情の方向を変えてあげることであなたに対する気持ちを軽減させていきます。上から押さえつけるやり方では意味がないのです。とくにストーカー行為は日が経つごとに過激化します。場合によっては殺人事件へと発展するものもあるでしょう。そうならないためにはある程度計画的に行うほうが効率よくできるのです。