同性愛者の恋愛事情

昭和、平成の初期のころは同性愛者というだけで異端者の扱いでした。ただ近年は同性愛に対し寛容になっているところがあります。国としても性的少数者、いわゆるＬＧＢＴへの差別をなくそうと法改正に動き出しました。社会的認知も高まり、今後は同性婚が認められる日が来るのかもしれません。しかし全員が同性愛に対し寛容になっているわけではなく、とくに年配の人の中にはまだ良い印象を持っていない所もあるようです。そのため自身のアイデンティティを表現できずに悩んでいる人もいます。恋愛対象が同性だっただけ。しかし寛容になったとはいえまだまだそれを表向きにしづらい社会ではあります。

当事務所では同性愛者からの相談や依頼が以前よりありました。当事務所は匿名で相談ができるため話やすいところがあるのでしょう。特に最近は増えております。このように増えている理由は同性愛者の出会いの場が増えたからなのでしょう。以前であれば新宿二丁目などの特殊なコミュニティエリアに行かなければ同じアイデンティティを共有できる相手とは出会いづらい環境でした。そのようなコミュニティは閉鎖的なため足を踏み入れるのは友人や知人のつてがなければ難しかったのです。つまり出会いの場がありませんでした。しかし近年はＳＮＳの普及により出会いの場に容易くアクセスできるようになりました。出会いの場ができたことで恋愛しやすい環境になりましたが、それと同時に恋愛トラブルの件数も増えました。パートナーの浮気や交際相手との復縁、また別れさせたいといった相談が増えたのはこのように出会いの場が増えたからなのでしょう。

男女の恋愛と同性同士の恋愛。一見すると違うように思えますが、基本的にはどちらも変わりありません。社会的認知やそれに対する差別など外側には差がありますが、二人の恋愛という点はどちらも同じです。そのため解決方法もそこまで違いはありません。特に当事務所は恋愛感情を引き出す形の手法は少なく、気持ちの変化させる誘導が主な手法となります。同性、異性、どちらを近づけるにせよ友達として関係づくりをしていく方法です。 結局のところ人と人とのつながりは信頼により成り立つものです。そこに性別の差はないのです。それであれば恋愛感情を引き出すよりも信頼関係を構築していく方が工作もしやすくなるでしょう。

当事務所では多くの方からの相談を受けております。全く同じ恋愛はありませんが、これまでの経験から最適な解決方法が提案できます。なかなか相談し辛いことではありますが、相談の段階でも秘密は守られていますのでお気軽にお問い合わせください。